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昔の昔のその昔、 駿台予備校の名物英語講師であったのは、鈴木長十という先生でした。 彼の使っていた英語教材「Choice」と、 その授業風景の思い出です。 鈴木長十といっても、 現在の高校生や受験生にはピンとこないと思います。 彼はかつての駿台予備校の名物講師で、 伊藤和夫先生とともに、 駿台をしょって立っていた人物でした。 「基本英文700選」に、 伊藤先生とともに名前のある、その人です。 今回この文章を書くきっかけになったのは、 偶然にこの本を見つけたからでした。 最初はわからなかったのですが、 「まさかこの『チョイス』って、 あの『Choice』のことか」と思ったのでした。 調べたところ、駿台で使われていた英語教材ということなので、 おそらくあの「Choice」のことだと思います。 長十(当時、学生はこのように, 呼び捨てにしていました、 親しみをこめて)については、 勉強法のなかでも, 何回か登場させているので、 多少は覚えている人もいると思いますが、 ヌルハチにとっては英語の恩人であり、 長十の顔見たさに, 予備校に通っていたようなものでしたので、 その存在の大きさは, 理解してもらえると思います。 その魅力の源は何かと問われれば、 それは、 長十の授業がおもしろかったからです。 そして、ためになったからです。 どんな感じの先生だったかというと、 例えば、英語の実力のあまり高くない人が、 伊藤和夫先生の授業を受けたら、 たぶん頭が痛くなるだろうと思います。 一方、長十の場合は、 彼の授業を受けると、 学力の低い人でも、 「わかったような気になる」 そんなところのある先生でした。 その長十が授業で使用していたのが、 「Choice」という教材でした。 これには, 50題ほどの英文が載っていたと思いますが、 その多くがバートランド・ラッセルや、 サマセット・モームの書いたもの, からだったと思います。 問題文は、 いわゆる空所補充式のものではなく、 英文読解というよりも、 日本語訳の仕方に重点を置いた、 つくりとなっていました。 長文というほどではない問題文の下には、 かならず、「For study」という英語の短文が、 解釈の参考のために、 4つか5つ載せてありました。 ある時に、 「animal life」という英語が出てきたことが、 ありましたが、 長十いわく、 「学生が訳すと、動物的生活となるけれども、そりゃ、あなた方の生活は、 動物的かもしれないけど」 こんな感じで笑わせておいて、 「ここでは、動物的生活ではなくて、 動物と訳す」 なにしろ説明がおもしろくてね、 この先生は。 それでいて的を射ていた。 関係代名詞の、 制限用法と非制限用法の訳し方なんて、 その説明が傑作だったね。 上から矢印(→)とか、 下から矢印(←)なんて、 しょっちゅう言ってたね。 とてもじゃないけど、 長十については話すと長くなるので、 いい加減にしてやめますが、 例のFor studyに出ていた英語でも、 載せておきましょうかね。 I say this for your good. (君のためにこう言ってるんだよ) 英文読解勉強法 英語勉強法 ・英単語英熟語 ・英語長文 ・英文法 ・英作文 ・究極リスニング ・特A受験英語 英語参考書 ヌルハチの基本英文700選 英文読解と伊藤和夫 鈴木長十と英語教材「Choice」の思い出 英文読解の一番星! 英文読解入門基本はここだ! 英文読解最短入門! 英文読解最短ROUTE めざせ英文読解王! 英文読解の透視図 英文読解頂点への道! ポレポレ英文読解プロセス50 東大も視野に入るビジュアル英文解釈! 英語はどんとこいになる英文解釈教室 連絡メール プロフィール |
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