英文読解と伊藤和夫

勉強の花道
頑張れニッポン 
勉強の花道サイトマップ 82.1勉強法サイトマップ
 

> >
>英文読解と伊藤和夫

駿台予備校の伊藤和夫先生は、
英文読解授業の名人でした。

英文読解と伊藤和夫。

受験勉強史に残る、
伊藤和夫先生の英文読解授業回顧です。

ヌルハチの受験生時代、
予備校の名物教師といえば、
駿台の鈴木長十と伊藤和夫であった。

他の予備校、
たとえばYゼミにも、
名の通った有名講師は、
いるにはいましたが、
東京大学を志望する受験生は、
YゼミとかK塾といった予備校に、
第一志望で志願するという
ことは、
ありませんでした。

なぜなら、
東大合格者の数は、
駿台予備校が群を抜いていたからです。

あまり数学の話はしたくないのですが、
駿台の数学講師も超有名でしたね。

当時3Nなんて呼ばれていた中田、野沢、
根岸という、
「大学への数学」という参考書の執筆陣が,
顔を並べていた。

野沢先生なんて授業が特にわかりやすくて、
授業を受けた後は,
わかったような気になるんだが、
数学天才のヌルハチ君には、
野沢先生の神通力も届かなかったようだ。

いくら教師が優秀でも、
生徒がだめだと意味がないという、
典型的な例だったね、
ヌルハチ君の場合は。

数学だけどさ。

話をもとに戻して,
伊藤和夫先生のことですが、
この先生ほど,
英文読解の授業に向いている人は、
長十は別として、
まあ、他にはいないでしょうね。

伊藤先生をはじめて見た時の印象は、
黒い丸めがねをかけた,
髪の毛がまっ黒の先生だった。

YouTubeで,
伊藤先生の授業風景を,
見ることができると思いますが、
ヌルハチの受験生時の伊藤先生は,
まだ若くて、髪の毛が黒々としていて、
YouTubeに出てくる白髪の伊藤先生とは,
全く見た感じが違っていました。

伊藤先生の英語の授業が,
なぜ優れていたのかというと、
ひとことで言うと、
英語の文章の構成把握と,
英文の構造の理解。

この2点における授業解説が、
秀逸であったことです。





伊藤先生の授業は、
よくいうと、きわめて論理的で、
三段論法のような授業。

まるで数学の授業かと思うこともあった。

逆に、悪い言い方では、
伊藤先生は、
きわめて理屈っぽい授業をする人、
でもあった。

いまでもよく覚えていますが、
こんな授業がありました。

伊藤先生の英文読解の授業は、
あたり前のことですが、
文頭から順に読んでいくわけですが、
よくこんな言い方をしました。

「この〜という言葉は、
あとで重要な意味を持つことになる」

実際には、
この段階では、
重要な意味を持つかどうかは、
分からないわけですが、
伊藤先生お得意の、
文章の構成を把握するという点からの、
予告であるわけです。

また、英文を読み進めていくうちに、
複雑な構造をもった難解な英文に、
出くわすこともありましたが、
そういった場合の伊藤先生の解説は、
先生の面目躍如という具合でした。

「言葉の決まりごとが文法であるなら、
その文法にのっとり書かれた英文は、
当然のことながら、
その文法の決まりどおりに、
書かれているはずだ」

こんなふうに話を進めながら、
伊藤先生は、
英文法の知識で、
複雑な英文の構造を解き明かして、
生徒に示すのです。





難解で複雑な英文も、文法の知識で最終的には解決する

これが、
究極の英文法の存在意義であることに、
疑いはありません。

この点でも、
伊藤先生の授業は正しいのです。

先生の授業も、
後半部分になると、
こんな感じになります。

「ここで『先に述べた理由により』と、
言っている以上、
この部分より先のところで、
理由を述べている所が必ずあるはずだ」

こういうふうにして、
はじめの方で予告をしておいた、
問題の言葉に行き着くことになるのです。

伊藤先生の授業は。

難解な英文も、英文法の知識で解決する。

うすうす気が付いていたことでは、
あったわけですが、
学生に確信を持たせる授業をした、
という点だけでも、
伊藤和夫先生の英文読解授業は、
受験勉強史に残るものであったのです。

しかし、
伊藤先生の姿をふたたび拝見できるとは。

夢にも思わなかったね、あのYouTube。






英語勉強法


英単語英熟語


英文読解


英語長文


英文法


英作文


究極リスニング


特A受験英語


英語参考書


ヌルハチの基本英文700選


英文読解と伊藤和夫


英文読解の一番星!
英文読解入門基本はここだ!



英文読解最短入門!
英文読解最短ROUTE



めざせ英文読解王!
英文読解の透視図



英文読解頂点への道!
ポレポレ英文読解プロセス50



東大も視野に入るビジュアル英文解釈!


英語はどんとこいになる英文解釈教室


連絡メール


プロフィール
 
 
 
 Copyright 2014-2022 All Rights Reserved.