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ホーム >国語 >古文 >平家物語と古文単語 「平家物語」は、 軍記物語の代表作品ですが、 この古典には、軍記物独特の、 古文単語の使い方が見られます。 平家物語と古文単語。 その秘密に迫ります。 「平家物語」は、 鎌倉時代に成立したと考えられますが、 軍記物語に特有な言い回しが、 たくさん出てきます。 もっとも有名なのが、 「ごさんなれ(〜であるようだな)」、 という表現で、 「平家物語」では、ひんぱんに登場します。 この表現は、 断定の助動詞「なり」の連用形「に」に、 係助詞「こそ」、 補助動詞「あり」の連体形「ある」、 推定伝聞の助動詞「なり」の已然形、 「なれ」が付いた、 「にこそあるなれ」の、 音変化した言い方です。 つまり、 「にこそあるなれ」⇒ 「ごさんなれ」、 というものなのです。 なお、この「ごさんなれ」は、 近世中期以降は、 「ござんなれ」とも表記されます。 「平家物語」には、 他にも、武士の発言ならでは、 という言い方が出てきますので、 紹介しておきましょう。 それは、 使役の「す」、「さす」の特殊な用法です。 「平家物語」では、 使役の「す」「さす」が、 受け身の意味を表す場合があるので、 特に注意する必要があります。 大学入試古文では、特注ものです。 これは、 武士が、相手からなにかをされたという、 受身の表現を嫌って、 あくまでも自分が主人公で、 相手に、そうさせたという表現を好んだ。 こういうことだと思います。 これはまさに、武士用受身表現、 軍記用受身表現、 とでもいうべきものでしょう。 『監物太郎をも討たせ候ひぬ (監物太郎も討たれました)』 「平家物語|知章(ともあきら)最後」 「平家物語」は、 読んでとても面白い古典です。 興味のある方には、完読をお薦めします。 古文勉強と大鏡 源平盛衰記に出てくる美男子 蜻蛉日記と右大将道綱 平家物語と古文単語 コブタンで決める古文単語! ここから始める古文単語! マドンナ古文単語230 古文の基礎がわかる! 富井の古文読解をはじめからていねいに 古典文法を一から学ぶ 古文読解教則本 古文解釈に目覚める! 古文解釈の方法 古典文法をドリルで完成する!ステップアップノート30 古典文法基礎ドリル 古文読解解法の手引き! 古文読解が面白いほどできる本 覚えまくれ重要古文単語315! 伊勢物語を読む古文 読み解き古文単語で読解力養成 無敵になれる古文! 文法全解源氏物語 古今和歌集で古文攻略! 兼好法師が教える古文! 文法全解徒然草 古典常識を教えるまんが源氏物語!「源氏」でわかる古典常識 文学史で決める国語得点! 原色シグマ新日本文学史 ・世界史 高校参考書世界史 英語勉強法 ・英単語英熟語 ・英文読解 ・英語長文 ・英文法 ・英作文 ・究極リスニング ・特A受験英語 ・英会話 国語勉強法 ・現代文 ・古文の仕方 ・漢文 ・日本史 ・模擬試験 ・通信教育 ・参考書の選び方 英語参考書 国語参考書 連絡メール プロフィール |
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