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ホーム >受験技術 >葦編三絶はもう死語なのか 葦編三絶という言葉があります。 熱心に本を読むことや、 学問に熱心なことのたとえを表すものです。 この言葉は、現在の日本では、 もう死語となってしまったのでしょうか。 韋編三絶(いへんさんぜつ)、 という言葉ですが、 「韋編」は古代中国の書物と考えてください。。 「三絶」は書物を綴じているひもが、 何度も切れるという意味です。 孔子が、晩年に、 『易経(えききょう)』を繰り返し読んだため、綴じていたひもが、 何度も切れてしまったという故事から、 来ています。 「韋編三たび絶つ」と訓読します。 ひと昔前までは、この葦編三絶は、 よく目にしたような気がしますが、 最近は、この言葉も、 露出が少なくなってきた感があります。 大昔になりますが、 「受験生ブルース」という歌がはやりました。 寝る間も惜しんで、 ひたすら勉強するという内容です。 それでも大学に合格できるかどうかは、 わからないといったものだったと、 記憶しています。 現在の日本は、少子化の影響から、 学校の勉強の競争の方も、 大分ゆるくなってきています。 それほどの勉強をしなくても、 競争相手が少なくなっているために、 そこそこの成績が残せるためです。 大学の定員割れも、 珍しくはなくなっています。 また、大学の英語の授業で、 中学生レベルのbe動詞から、 教え始めることもあるそうです。 使われる言葉にも、 はやり廃れといったものがあることは、 承知していますが、 勉強軽視・学習軽視の考え方が、 蔓延(まんえん)し始めているとしたら、 それは非常に問題であると考えます。 日本の国内では問題なくても、 世界との競争ということを考えると、 この、真の学力を尊ばない風潮は、 再考を要するものだと思います。 世界は広いです。 そこには、日本の国内ではあまり目にすることのないような、 高能力と貪欲さを兼ね備えた人たちが大勢いるのです。 日本国内では、 楽に勝てる相手しかいなくても、 国際間の競争では、 そう簡単にはいきません。 激烈な競争を勝ち抜いてきた、 手ごわい相手が、 大挙して登場して来るのです。 人間は、 免疫(immunity)がないと弱いものです。 はしか(measles)なども、 子供の頃に免疫を獲得してこそ、 その後の人生が、 安心できるものになるのです。 勉強だけができればいいとか、 学力が高ければそれでいいと、 言っているわけではありませんが、 やはり、世界の強豪と、 互角以上に戦っていくためには、 最低限のハイレベルの知識や学力は、 必須のものだと思います。 日本は、これといった天然資源には、 恵まれていません。 あるのは、 ここに住んでいる人的資源である、 日本人そのものだけです。 私たち自身が、資源そのものであるなら、 これを生かすのも殺すのも、 すべて、私たちの意のまま、 ということになります。 生かすも自由、殺すも自由なのです。 生殺与奪(せいさつよだつ)の権利は、 われにありです。 葦編三絶という言葉から、 最後には生殺与奪になってしまいましたが、 勉学に励むことの必要性は、 万国共通であり、 後から来たものに、 先を越されることのないように、 十分に注意する必要があるでしょう。 ヌルハチの基本英文700選 学力トップ層の特権!参考書複数主義 必要な勉強時間は人により異なる 英語脳の育成が成功につながる 動詞がわかると英語が見えてくる 模試や偏差値はあくまでも目安です! 山ほどたまっていた参考書の功罪 睡眠時間と成績に関係はあるか 集中できる連続学習時間はどのくらいか 学習スランプ時のショック療法 勉強は自分のためにするものです 「ゆとり教育」が失敗した本当の理由 葦編三絶はもう死語なのか 英文読解と伊藤和夫 英単語は英語力の証明 英文法の役割 英熟語征服法 長文勉強と英文速読 模擬試験 偏差値エリート 英語勉強 ・英単語英熟語 ・英文読解 ・英語長文 ・英文法 ・英作文 ・究極リスニング ・特A受験英語 ・参考書の選び方 英語参考書 国語勉強法 ・現代文 ・古文 ・漢文 ・日本史 ・世界史 受験勉強法旅路編 ・教育的配慮 ・教師の心ない言葉 ・内申書 ・ガリ勉 ・K君のこと ・M君のこと ・予備校 ・大学 受験勉強法技術編 ・通信教育 国語参考書 高校参考書日本史世界史 中学参考書 夏期受験勉強法 冬期受験勉強法 連絡メール プロフィール |
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