五月まつ花たちばなの香をかげばむかしの人の袖の香ぞする(伊勢物語 第六十段)
毎年、今頃(四月)になると昔のことを思い出すことが多いが、
振り返ってみると、高校・予備校時代のあのころが一番なつかしく思い出される。
小学校・中学校の頃のことは、あまりいいことがなかったせいもあるが、
そんなこともあったな、ぐらいにしか思わない。なつかしいという感情もあまりない。
そもそも「学校での生活」と言えるほどのものが存在しない、特に小学校では。
担任教師とのかかわりの中で今で言う「不登校」のような状態になり、
五年生のときはほとんど学校に行ってないし、
六年にいたってはたったの一日だけ、卒業式の日。その一日だけ。
みんな卒業式のアルバムって持ってるよね。
ヌルハチも持ってるけど、そこにヌルハチの写真はないんだ。載ってないんだよ。
普通学校休んでいる生徒は別枠で四角く写真が載るよね。
ヌルハチの場合はそれがなかった。
いつかその担任が家に来たときに訊いたことがあった。
「おれを恨んでいるか」と。
今でもその先生のことは恨んでもいないが、なつかしいという感情で思い起こすこともない。
普通ならあと二年ぐらい小学校に「在籍」しなくてはいけなかったんだけど、
「教育的配慮」により無事卒業。
教育的配慮なんていう言葉もその当時は知らないものだった。
ただ母親と担任の教師、それと当時の小学校の校長先生が教育委員会に行って、
無事小学校を卒業させてもらえるように、また隣の学区の中学に入学できるように頼み込んだということは知っていた。
あまり学校を休み過ぎてしまったので、同じ小学校の同級生達と一緒の中学に行くのが嫌だったんだ。
だから母親に頼んでもらった記憶がある。
この後もいろいろと紆余曲折があって「
偏差値下克上男」の登場となるんだが、
興味のある人は「
旅路」編をみてくれ。
ここまで読んだだけでもある程度のことは分かったと思うが、
優秀な生徒どころか、むしろ学校や教師の「厄介者」「お荷物」だった男が、当時受験の世界では図抜けた存在であった駿台で、並み居る強豪相手に恥ずかしくない成績を残すまでになった、
その勉強法をここに公開する。
基本的にはあまり勉強の得意でない人向けの受験勉強法サイトになるが、
成績の優秀な人も一つや二つは何か役に立つ発見があるかもしれないので一通りは見るべきであろう。
分かり易くするために、勉強方法を単純化しそのエキスだけを奨めているので、
言われたことだけでもしっかりと取り組んで欲しい。
やればやっただけ結果は自ずとついてくる。
ヌルハチも受験勉強に関してはかなりの時間を費やしているしお金もかけている。
特に時間に関しては半端じゃないね。だから取れたんだよ、あの数字が。
自慢するわけじゃないが、駿台のあのメンバーすごいんだよ。ほとんど全部東大組よ。
東大組がほとんど全部早稲田に負けてるようじゃどうしようもないけどな。
まあ、数学除けばその程度、それが東大の正体だね。
そう言えばいたな、早稲田の政経落ちて東大文T受かったのが。
受験勉強に時間もお金もかけたヌルハチの言に耳を傾け、
時間もお金もかけずに受験戦争を勝ち抜け。
特に私大文系の人、英語受験勉強法を実践して英語で差をつけよう。得点源になるよ。
リスニングも恐くなし。
それから中学生・高校1 2年の人たちに一言。
まだ本番までは時間があるけど、
中間・期末試験対策のページをよく読んで近い将来の決戦に備えてください。
書いてある通りにすれば、校内試験なんて楽勝よ、楽勝。