漢文勉強法｜偏差値82.1の勉強法

漢文は古文との関連性が高く、
古文ができれば漢文もできるようになる。
漢文勉強法のポイントはここにあります。

逆にいえば、漢文が不得手な人はたいていの場合古文も苦手のはずである。

漢文が苦手というよりも、
古文がよく分からないから漢文も出来ないということが多い。

漢文勉強法を考える場合、
この古文が先か、漢文が先かは非常に重要で、
あくまでも、古文ができないから漢文もできなくなっているのです。

だから、漢文が苦手で古文もできないという人は古文勉強を優先すべきである。

なぜなら、古文の力が漢文の読解力までつけてくれるからである。

敵は本能寺にありではないが、
漢文勉強法のかぎは古文勉強にあり、ということができる。

古典古文ができるようにすることが、そのまま漢文勉強につながる。
漢文勉強に際してはこのことに留意して勉強を進めて欲しい。

漢文勉強の基礎となるものは、言うまでもなく漢字と漢熟語の知識であるが、君たちの場合は最低でも十数年は漢字文化圏の中で生活してきているので、かなりの蓄積がある。あとはこれを少しでも増やしていくことだ。

漢字の問題はいいとしても、漢文読解のためには、これに加えて句形を含めた基本構文というものの学習が漢文勉強には必要になってくる。これを理解しないと漢文は読めない。漢文勉強に際してはこの句形の理解が核になる。

以下で簡単に漢文勉強の基礎となる句形の例を示すので、
これらの句形を参考書等でしっかりと勉強してほしい。

漢文勉強３つのポイント

①古典古文勉強

②漢字の知識

③句形の学習

この３つが漢文征服の鍵であることを理解して欲しい。

重要漢文句形

１　否定形
勉強の基本中の基本となるものである。
この中には二重否定（意味は肯定になる）や全否定・部分否定も含まれるので注意。

２　疑問形
疑問形も勉強では欠かせないものだ。
この中には形式上は疑問形でも、反語や詠嘆の意味を表す場合があるので注意。

３　反語形
反語形は漢文では多用される。
文意を強めるための表現法。形式は疑問の形をとるが、疑問か反語かは文の前後の意味から判断して決める。

４　受身形
英語にも受動態があるが、漢文でもこの受身の形はよく出てくる。
他から動作を働きかけられる意味を表す。

５　使役形
この形も漢文勉強では十分理解しておかないと解釈ができないことになる。
ある動作をさせる意味を表す。

６　仮定形
これも勉強の基本となるもので、仮定を表す。

７　詠嘆形
この詠嘆形も漢文では特徴的でもありよく出てくる。
疑問形との区別に注意。

８　比較形
これも漢文勉強では重要で多用される。
物事の優劣を比較したり、二つの物事のうちの一つを選択する意味を表す。

９　倒置形
この形も漢文勉強では注意が必要。
これは語順を逆にして語意を強めるものである。
倒置形が理解できないと意味を取り違えてしまう事になる。

少し数が多くなってしまったが、これらのものを最初に理解するのがよい。

これらの基本形（句形）を理解していないと大学入試レベルの漢文には対応できない。
漢文勉強の基本であるので、これも例文付のもので勉強するように。

いずれにしても、漢文は古文との関連性が高いので、
あくまでも点のとりやすい古文に力を注ぐのが漢文勉強法の正解。
点のとりやすいもので確実に得点するのが勉強法の王道です。

⇒漢文参考書および問題集

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