国語が不得意な人にとっては問題集や参考書の選択も困難さを伴うと思うが、
まず最初に漢字の読み書きを克服し、その後で古文単語・古典文法に移行するのが得策である。
日本人ならば漢字の読み書きは常識、また古典古文は日本人としての教養の範疇に入る。
まともな日本人として生きていくためにも、古典古文をふくめた国語の勉強に励むことを期待します。
参考書は中身も大事だが、
ちゃんとやるかどうかが重要。
選んだ参考書は最後までやり通すこと。それを何回かくり返す。
これが偏差値UPの近道だ。
1 現代文参考書
現代文の参考書や問題集は、最低でも2回はやらないと無理。
これは英語や他の科目でも同じ。反復学習がものをいう。
漢字
銀の漢字 必須編(難易度2 推奨度4)
漢字の読み書きは確実に得点できる。
取れるところで確実に点を取るのが必勝受験術。
増補改訂版 漢字元(難易度2〜3 推奨度4.5)
でる順に3段階構成。
同音異義語、四字熟語等も掲載。
センター試験現代文
きめる!センター国語 (現代文)(難易度2.5 推奨度4)
センター試験現代文特化型の参考書。
小説系の問題についてもセンター試験の傾向にそって解説している。
現代文読解
現代文 試験に出る読解ワード300(難易度2.5 推奨度3)
現代文理解のために必要な重要語を解説。
語彙力に自信のない人は出てくる漢字の読み書きだけでも一見の価値はある。
船口のゼロから読み解く最強の現代文(難易度2 推奨度4)
偏差値50突破をめざす人のための現代文入門書。
ゼロから現代文勉強を始めようという人のための勉強書。
田村のやさしく語る現代文(難易度2.5〜3 推奨度4)
現代文読解の基本となる重要語句の説明に詳しい現代文入門書。
第一部で基礎を学び、第二部で入試現代文による実戦トレーニングができる。
偏差値50前後の人向き。
現代文読解力の開発講座(難易度3.5 推奨度4.5)
最低でも偏差値50はないときびしい。
中級者は飛躍的に実力が伸びる可能性を秘めた参考書だ。
現代文と格闘する(難易度3.5〜4 推奨度4.5)
現代文中級者向けの3部構成の参考書。
早慶や国公立2次試験対策用としても使える。
ライジング現代文―最高レベルの学力養成
出題の意図を見抜く(難易度5 推奨度4)
最高レベルの現代文学力を目指す人向き。
最難関校志望の人だけ手をだすべきもの。
現代文 (河合塾SERIES―入試精選問題集)(難易度3.5〜4 推奨度4)
早慶レベル私大突破を目指す。
記述式の問題対策用にも使える。
2 古文参考書
古文単語
コブタン 56の例文で効率的に身につく古文単語329(難易度2 推奨度4)
56の短文で329の古文単語を覚えることができる。
短い期間で反復学習ができるので単語の定着率が高い。
苦手意識の強い人にはもってこいの古文単語集だ。
読んで見て覚える重要古文単語315(難易度3 推奨度5)
覚えやすい単語集。
使い込めばセンター試験にも十分対応できる。
実戦トレーニング古文単語600(難易度3.5 推奨度5)
古文を得意科目にしたい人、
あるいは古文難関校向けの古文単語。
単語数が多いので大学入試古文には困らない。
読み解き古文単語 改訂版(難易度3.5 推奨度5)
単なる単語集ではなく読解力向上にも役立つ。
中級者以上向き。
古典文法
富井の古典文法をはじめからていねいに(難易度2 推奨度4)
本当の基礎から文法を勉強することができる。
古文の苦手な人向き。
正しく読める古典文法(難易度3 推奨度5)
古典文法はこれ1冊で勉強できる。
本気でやる気のある人向き。
古文読解
古文読解教則本 改訂版(難易度3 推奨度5)
古文得意を目指す人への良書。
古文解釈には欠かせない助詞・助動詞・敬語を難易度順に勉強できる。
偏差値UPが期待できる1冊。
読解古文問題集 (難関大編)(難易度4 推奨度4)
古文難関大学用問題集。
上級者用。
古文解釈 はじめの一歩(難易度3 推奨度4)
文法を勉強した後の1冊。
大鏡(難易度3 推奨度5)
「大鏡」は古文勉強には最適の教材で、
古文単語や文法も同時に学習でき、何よりも読解力がつく。
古文に慣れるという目的が達成されるばかりでなく、
基本的な文法や古文単語もかなり習得できるはずだ。
伊勢物語(難易度2 推奨度4)
「伊勢物語」も好きで全部読んだけど、
文章が平易なので、古文初級者向きだ。
これは少し受験勉強からははなれるが、
古今和歌集を読んで日本人の心に触れるのもよい。
3 漢文参考書
漢文句形ドリルと演習(難易度2 推奨度3)
1〜3日の短期間で句形を学ぶことができる。
ただしあくまでも漢文勉強初級者向き。
基礎からわかる漢文 ―句形整理(難易度2〜3 推奨度4)
送り仮名から始まって基本句形や漢詩にいたるまで漢文の基本を学べる。
正統派の漢文勉強入門書。
田中雄二の漢文早覚え速答法(難易度2 推奨度3.5)
句形を短期間で学ぶのには適した漢文勉強入門書。
ただし近年のセンター試験漢文とはズレもあるので要注意。
漢文道場 入門から実戦まで(難易度3〜3.5 推奨度4)
基礎・練成・実践の3部構成で基礎から実践力の養成をめざす漢文勉強書。
大学入試レベルの漢文なら合格点は達成できるだろう。
漢文 (河合塾SERIES―入試精選問題集(難易度3 推奨度4)
レベル別の問題30題を難易度の順に解いていく漢文勉強書。
解答・解説編での説明が詳しい。
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