入学試験や英語の資格試験は、
甘い願望や、はかない熱望だけで、
合格できるものではない。
そのようなものにすがっての、
合格を期待しても、
それは、
砂上の楼閣よりもfragileであり、
あえなく潰(つい)える。
不確実なものにすり寄り、
あわい期待を抱くのは、
愚か者の所業である。
神頼みは、
古事記と夢の世界の中にのみ、
存在する。
合格、合格と、
念仏のように唱えているだけでは、
合格の二文字は見えてこない。
念仏を唱えるのは、
人生最期の時だけで、
いいのである。
入学試験や、
英検・TOEICなどの、
英語の資格試験は、
基本的には同じである。
合格する者は、
合格するべくして合格し、
不合格となる者は、
不合格となるべくして、
不合格となる。
ヌルハチ先輩を見てみればいい。
このことの真実がよくわかる。
東京大学文科T類は、
落ちるべくして落ち、
早稲田大学政治学科や英検1級は、受かるべくして受かったのである。
ヌルハチの偏差値は、
このことをよく物語っている。
ヌルハチ先輩は、
文科系の科目はやたら強かった。
だから、
偉そうなことをいう資格も、
あるだろう。
受験勉強法の中では、
かなり手加減して、
やわらかめに話したが、
この場では、
思っていることを、
率直にいわせてもらう。
腹が立った人は、
このページから去ればいい。
自信をなくした人は、
自分に自信がついたら、
また戻ってくればいい。
これから述べることは、
合格の心得とでもいうべき、
必勝受験術だ。
好むと好まざるとにかかわらず、
この受験術を実践できる者にのみ、合格の花道が用意されている。
合格の花道10箇条
ひとつ、
成せばなるという、
強い信念と意志をもって、
勉強にあたるべし
なんの目的意識もなく、
だらだらと勉強に向かっても、
成果も結果も合格も、
ついて来ることはない。
総理大臣になって、
日本の未来を救おうとか、
ノーベル賞を取って、
人類に貢献しようとか、
そういった強い目的意識を持って、
勉強に立ち向かうのでなければ、
勉強は長続きしないし、
結果的に合格も実現しない。
ひとつ、
怠け者と愚か者が遊びほうけている間に勉強すべし
怠け者と愚か者は、
日本を滅亡に導く、
妖怪のような存在である。
このような者たちと、
行動をともにしてはいけない。
怠け者が遊んでいる最中に、差をつけてしまう。
受験の世界では、
これが効果覿面(てきめん)。
夜討ち朝駈けは、
武士の専売特許ではない。
ひとつ、
毒食らわば皿までの精神で勉強を完遂すべし
英語で言うと、
In for a penny, in for a pound.
乗りかけた船から、
途中で降りてはいけない。
一度食らいついたら、
死んでも放さない。
その位の気持ちで、
勉強に向かわないと、
合格はおぼつかない。
参考書や問題集は、
徹底的にやれということ。
途中で放り出したら、
なんの意味もない。
ひとつ、
勉強は毎日するものと心得るべし
勉強は短時間でもいいから、
毎日やる習慣を、
つけなければならない。
成績の悪い人は、
このことができていない。
三日も四日も怠けた頭は、
すぐには元には戻らない。
ひとつ、
連続勉強時間には限界があると心得るべし
人間の脳が集中できる時間には、
限界がある。
人にもよるが、
30分から40分くらいが、
限界であろう。
限界を超えて、
無理に勉強を続けても、
能率は上がらない。
適度の休憩をはさんで、
勉強することが必要だ。
ひとつ、
勉強は先行逃げ切りを旨(むね)とすべし
だいぶ前に、
カブラヤオーという、
速くて強い馬がいた。
名前通りの、
圧倒的スピードで逃げて、
逃げ切っていたが、
勉強も先手必勝。
先んずれば人を制す。
他人より早め早めの勉強が、
合格の花道へとつながる。
ひとつ、
偏差値は青春の勲章と心得るべし
歌の文句ではないが、
体育会系の勲章がインターハイなら、
秀才系の青春の勲章が、
偏差値だ。
ともに青春に与えられる名誉である。
ひとつ、
優れた人の言に耳を傾けるべし
何かを持っている優れた人は、
いいことをいうものである。
優秀な人のいいところは、
積極的にまねをして盗んでしまおう。
ただし、
これは優秀な人の、
言うことや、やることであって、
たいした能力でもない人を、
見習っても益は少ない。
ひとつ、
勉強は忍耐することと心得るべし
勉強はすべて、
反復学習と継続が基本になる。
この単調で孤独な行為を、
くり返すことができるのには、
忍耐(perseverance)が必要。
これに耐えることができる人が、
偏差値エリートと呼ばれる。
偏差値エリートにとって、
合格の花道は、
広き門となるのである。
ひとつ、
夏休みは勉強のためにあると悟るべし
夏休みや冬休みは、
遊ぶためにあるわけではない。
休みは、
体を休ませるためにあるものであり、
遊びまわるためのものではない。
夏休みは勉強の天王山。
八月を有効に使った者と、
そうでない者との差が、
九月以降にはっきりと表れる。
合格の花道実践編
以下に掲げる教材は、
大学受験英語用です。
すべてハイレベルの教材であり、
完全消化には、
かなりの努力を必要とします。
しかしその見返りは大きく、
完全消化した者には、
合格の花道が、
鉄板レベルの確実なものとなります。
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