早稲田の大将、学生街の食堂を利用する

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早稲田の大将ヌルハチ君。
お昼の食事はどうしていたのでしょうか。

早稲田大学の学生時代、学生街の食堂を利用した思い出です。

伊勢物語の、「むかし、おとこありけり」ではありませんが、その昔、早稲田の大将なる人物がおりましたが、その人物のお昼の食事事情についてです。

今時、大学に弁当持参で通っている人は、皆無とは言いませんが、ほとんどいないのではないでしょうか。

ヌルハチ先輩も、高校以降はお弁当とはあまり縁がなかった記憶があります。

予備校時代も、隣の明治大学の学生食堂をよく利用したものでした。
本当は明治の学生ではなかったので、明治の学生食堂は利用不可だったのでしょうが、駿台の予備校生は大挙してという感じで、その当時の明治大学の学生食堂を利用していました。
その理由は、値段が安くて、いろいろなメニューから選べたからです。
よく「カツカレー」を食べた記憶があります。

よく食べたということは、かなりおいしかったからです。

早稲田大学の学生になってからは、本来の怠けぐせ、学校嫌いがまたまた復活して、あまり授業には出席しなかったわけでしたが、出席を取る授業にはまじめに出席したものでした。

こういった授業は午前中のこともあり、また時間はあきましたが、午後にどうしても授業に出席しなければならない場合もあったので、お昼の食事は必須のものでした。

こうした場合に、早稲田の学生はどうしていたかというと、高田馬場の大学本部の地元にある学生街とでも呼ぶべき商店街の食堂を利用していました。

早稲田大学の周囲に点在する商店街は、食堂であれ、本屋であれ、服屋さんであれ、ほとんどすべてが代々早稲田の学生をお客さんとして商売をしてきたので、俗に言うあこぎな商売はしてきていませんでした。

早稲田の学生あっての自分たちという考えで商売をしてきていたので、例えば食堂なども値段を安くして営業をしていました。

こういった食堂のなかから、先輩などからの情報をもとにあちらこちらと食べ歩きをしたものでした。
この頃によく食べたのが、チャーハンとマーボ豆腐でした。お店の名前は忘れましたが、このチャーハンは絶品で、いまでももう一度食べに行ってみたいと思っています。

怠け者で、けっして模範的な学生とは言えないヌルハチ先輩でしたが、学校の勉強はしないけれども、自分の好きな勉強はとことんして、ひたすらチャーハンを食べていたというのが、早稲田の大将ヌルハチ先輩の本当の姿でした。

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