英語勉強の目的は,
受験突破のみに、あるわけではない。
最終的には、
英語や英会話ができるようになるため、
であるということもできる。
英会話力の有無が、
社会では大きくものをいう、
という事実を考えると、
中学や高校の段階で、
英会話の能力を、
ある一定のレベルまで、
引き上げておく事が望ましい。
ここに、
賢明な英会話勉強法の必要性が、
でてきます。
高校受験や大学受験において、
リスニング試験を別にすれば、
実際に英会話の力を試されることは、
数少ない。
しかし、その後の人生においては、
英会話の能力次第で、
その人の人物評価は変わってくる。
また、
英語公用語化にふみきる企業も、
増えてきている。
したがって、
英語における、
英会話の能力重視の動きは、
ますます強まることになる。
英語の基礎が、
ある程度できている人にとっては、
2つの事を実行することによって、
英会話の能力は、格段に向上する。
その2つとは、
@耳を鍛えて、
英語のリスニング力を向上させる
A口を鍛えて、
英語を話す能力を高める
この2つである。
この2つの能力を高めれば、
英会話ができるということになる。
英語読むだけ男だったヌルハチが、
英検1級に合格できたのも、
この二つの事を実行したからです。
ただし、
この英語を聴き取り、
そして話す能力は、
一朝一夕にはできない。
ある程度の、時間的な経過が必要であり、
その意味では、
英会話勉強においては、
こつこつと努力を続けること(assiduity)が、必要となる。
できるだけ短時間で、
会話の能力を向上させることができる、
英会話勉強法のポイントを、
まとめておきますので、
大いに参考にして、
英語や英会話勉強に、
役立ててください。
英会話勉強のポイント
@耳を鍛える
相手の話す英語が聞き取れないようでは、
会話は成立しない。
英会話の力を高めるためには、
まず最初に、
リスニングの能力を、
鍛えて高めなければならない。
英語リスニングについては、
当サイトの「リスニングの勉強法」の中で、
詳しく解説していますが、
簡単にくり返しますと、
1 初級レベルでは、
英文のテキストを見ながら、
CDなどの音声で、
英語の音に耳を慣らす
2 リスニング力が向上するに従い、
徐々に、
英文テキストを見ないで、
英語の音だけで、
英語を聴き取るようにする
このことを実践すれば、
英語のリスニング力は、
飛躍的に向上します。
リスニングの問題で注意すべき事は、
会話が、
何についてなされているものであるかが、
分かっていなければならないことです。
お米の話をしている最中に、
突然lice(しらみ)が出てくる事は考えにくく、
ライスといわれたら、
rice(お米)と考えるのが普通です。
よく、
英語のRとLの違いが聞き取れない、
という人がいますが、
ナチュラルスピードで話される英語では、
RとLの発音の違いよりも先に、
文脈から、
発言者の言葉を推測してしまうことの方が、多い。
お米の話の時のライスは,
riceだろうというのは、この事です。
A口を鍛える
英語の会話力を向上させるためには、
実際に英語を話す訓練が、
必須となります。
英語のテキストを眺めているだけでは、
いつまでたっても、
英会話の力は向上しません。
実際に、
口に出して英語を話してみるということが、
求められます。
英語を話す訓練をする場合、
英会話初級者は、
平易なレベルの教材を用いての、
例文暗唱が主になります。
これは要するに、
いいお手本となる英文を、
CDやWalkmanを使ってまねをする、
ということですが、
その時に、
英語の発音だけではなく、
文の抑揚(イントネーション)にも、
注意することが大事です。
英語は日本語とは異なり、
文の抑揚というものも、
大きな意味を持ちます。
したがって、
一つの文そのものを、
一つのまとまりとして、
そのまままねをした方が、
英語の抑揚に慣れてしまうという観点から、推奨されます。
単純にいえば(Simply put)、
英会話初級者は、
英会話テキストの例文を、
そっくりそのまま、
CDの音声どおりに、
まねをしてしまった方が、
上達が速いということです。
最初は、
みんな、まねから始まります、優れた人の。
英会話も受験勉強も、
基本は同じです。
最初はまねです。
力がつくにしたがって、
自分独自の方法に移っていきます。
それまでは、
徹底して、まねをした方がいいです。
特に英会話の場合は。
DUOなんかの場合も、
このパターンでやれば、いいんです。
純粋に、
英会話向きの教材とはいえない面も、
ありますが、
英会話の練習にも、かなり使えます。
初級レベルを卒業したら、
順次、英会話テキストのレベルを、
上げていけばいいのです。
そして最終的には、
英語の語彙力がものをいうレベルにまで、
達することになります。
ここまで来れば、
英語や英会話の能力も、
かなりのところまで、
いっていることになります。
英会話の場合は、
最初から高レベルの教材に手を出して、
完璧をめざそうとすると、
ほぼ間違いなく、
中途で挫折することになります。
これが、
受験英語と英会話学習との違いです。
英会話学習においては、
完璧な教材(そのような教材はなかなか存在しないが)を、
完璧にやり遂げようとするよりも、
例えば、
発音矯正の教材といったような、
自分が今、最も必要としている教材を、
その時々に利用して、
少しずつでも、確実に、
英会話の能力を高めていく、
狙い撃ち学習法が、
より効果を発揮するということを、
ここで力説しておきます。
なお、
より詳しく英会話や英検・TOEICについて、
知りたい人は、
メインサイトの、
「やればできる英会話」の中の解説を、
参考にして下さい。
英検やTOEICの受験には、
必ず役に立ちます。
■英会話マスター
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