現代文と三島由紀夫

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現代文勉強はとりとめがなく、とりつきにくいところがあります。

現代文勉強法に悩む人に一考をうながしたのが、
三島由紀夫の「文章読本」参照です。

国語現代文は勉強法に悩む人が多い科目です。
まず第一に、何をやればいいのかさっぱり分らないというのがあります。
また、やるにはやったが、成績も得点も上がらなかったという人もいます。

こうした人には現代文勉強法のページの閲覧を推奨しますが、
それとは別にお薦めしたいのが、三島由紀夫の「文章読本」です。

三島由紀夫はノーベル賞候補にもなっていたすぐれた文学者ですが、
古典文学の読み方や文章の作法などを記した作品も残しています。

古くは谷崎潤一郎なども「文章読本」を書いて、
一般読者向けに「文章上達法」などを説いていますが、
これなども、三島由紀夫の「文章読本」や川端康成の「新文章読本」と並んで、
日本文学史の問題として出題される可能性もありますので、
覚えておいた方がいいでしょう。

現代文勉強はとりとめがないと先ほど言いましたが、
こうした文学史の問題とか漢字の読み書きの問題は、
出題された時には確実に得点しなけれなならないものです。

試験はどのようなものであれ、
得点できる問題では確実に点を取っておく。
これが大原則です。
このことができないようでは、
英語や国語ばかりでなく、
他の科目でも高得点、高成績は望めません。
このことは忘れないようにしてください。

三島由紀夫と谷崎潤一郎はよく読みました。
文章がうまいですから。

その三島や谷崎の書いた「文章読本」は推奨する価値のあるものと考えて、
ここにこうして薦めているしだいです。





三島由紀夫の「文章読本」。
これを読めば三島由紀夫レベルの文章が書けるようになる、
とは断言はできませんが、
現代文勉強のためにも、なんらかの利益をもたらすのではないかと思います。

短編小説と長編小説の文体の違いや、文章の特徴などが解説されていますが、
三島由紀夫の「文章読本」を読んで、
最も記憶に残ったのが、
「格調と気品がある文章を私は尊敬します」という記述です。

格調と気品。
何と気品のある表現でしょう。

この表現が気に入ったこともあって、
三島由紀夫は、個人的にはきわめて評価の高い小説家となっています。

また、別のところで三島はこう述べています。
「文章の格調と気品とは、あくまで古典的教養から生まれるものであります」

文章の格調と気品は古典的教養から生まれる。
いい言葉ですね。
さすが三島由紀夫です。
いい仕事しています。

現代文と三島由紀夫。
いい関係していますね。

みなさんも、

三島由紀夫や谷崎潤一郎の「文章読本」でも読んで、
現代文勉強の一助にしてはいかがでしょうか。


文章読本 (中公文庫)三島由紀夫  文章読本 (中公文庫)谷崎潤一郎   新文章讀本 (タチバナ教養文庫)川端康成





 


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