受験英語で英会話ができますかということがよく言われるが、
受験英語でも立派に英会話ができます。
ヌルハチがその生きた証拠です
。
確かに英文学関係の書物を大量に読んだという特殊な事情もありますが、
英語の核になったのは受験生時代に蓄えた「受験英語」そのものです。
だから、のちの英検1級・TOEIC920も、
いわば「受験英語」の
residue(残余財産)」
のようなものと言うことができる。
学生時代には「Newsweek」なども定期購読していたが、
これなども読むのにそれほど苦労したという記憶もあまりない。
もっともこの頃はすでに英文の書物をかなり読んでいたこともありますが。
いずれにしても、
受験で培った基礎力があったからこそ、
のちに英検1級・TOEIC920を達成する際にも、
それほどの苦労はなかっと言うことができるのです。
まさに「受験英語の賜物」であるということができます。
センター試験にも「リスニング」が導入され、大学入試も一段と「会話指向」が強まってきたので、
受験英語が英会話に直結する可能性も高まった。
受験英語では英会話はできない。
こんなことをいってる人は、
英語そのものの勉強方法を誤ったか、
英語そのものの力が足りないか。
このどちらかに過ぎない。
受験英語あるいは学校で学んだ英語を使って話せるようになることが可能であるわけなので、
学生の人も将来を見据えてしっかりと英語の学習に取り組んでもらいたいが、
「受験英語」=「英会話」というわけではないので、
その点には注意して欲しい。
以下で簡単にいくつかの注意点について触れるので、
そこに留意しながら英会話の学習に取り組んでください。
1 実際の会話に使わない英語は捨てる
英語の表現としては存在するが、
実際の会話ではあまり使われない表現がある。
例えば「くじらの英語」というのがあるが、
普通の英語の会話の中で使ったこともなければ、使われているのを聞いたこともない。
こういった英語は主に文章の中でのみ使われるものであり、
口語的な表現ではないものが多い。
最近では少なくなってきているが、
いまだにその名残がみられるので、
口語的でないものは切り捨てることが必要だ。
2 短い例文を丸ごと覚える
いわゆる「英語のできない人」というのは、
このことができてない人が大半である。
何をするにも「もとになるもの」が必要だが、英語や英会話の場合は、
基本となる表現や基本となる構文がそれにあたる。
この「
基本表現」や「
基本構文」というものを理解しないで英語や英会話の上達を目指しても、それはただの
無謀にすぎない。
これは英語や英会話に限ったことではないが、
基礎のできていない人は、
何をしようにも肉付けも発展もできにくいところがある。
肝心な土台がしっかりしてないでふらふらしているからだ。
英語や英会話の場合は、
本当のもとになる「基本表現」や「基本構文」は、
ある程度数を絞ることができるので、
これを覚えただけでも、
特に初級者の場合はかなりの効果が期待できる。
具体的には、
「英文法」や「英単語・英熟語」などに載っている例文を、
CDやiPodなどを利用して覚える
という作業になる。
そしてこれを反復練習で何回もくりかえして欲しい。
最初はよくわからなくても、繰り返してやっているうちにだんだん理解できるようになってきます。
何回もくりかえすことと継続すること、このことが重要です。
ここは特に重要ですよ。
これができるかできないかで、
英語ができるようになるか、
英会話ができるようになるか。
これがすべて決まってしまいます。
ここですからね、肝心なのは。
3 実際に口を動かして英語を話す
英会話の練習だから、
実際に英語を口にしてみなくてははじまらない。
CDやiPodを聴きながらでもいいし、
テキストを見ながらオウム返しに真似をするのもいいだろう。
やり方はいろいろあると思うが、
要は、毎日必ず英語を口にし、
それを継続させることにある。
短い時間でもいいから、
毎日必ず英語と触れ合う時間を持ち、
短い表現でもいいから、
一つづつ自分のものにしていく。
こうした小さな積み重ねが、
最終的には英検やTOEICの結果となって表れるのである。
以上、簡単に受験英語で英会話を上達させる方法について解説しましたが、
CDやiPodを利用して基本例文を覚える
ことで、英会話力の向上は確たるものとなる。
教材としては、
「
受験英語からの英会話」Z会
を推奨します。
Z会の教材は質が高く最高レベル
にあります。
(1)文法解説+英作文演習→(2)会話を聞く→(3)発話演習」という3段階のトレーニングが特徴で、
基本的な文法知識を、実用的な会話力へと無理なくシフトすることができる。
初級編は中学レベルの文法レベル
中級編は高校標準レベルの文法レベル
上級編は高校応用レベルの文法レベル
に対応。
学校で学んだ英語を英会話レベルにひきあげる英会話トレーニングの優れた教材。
英語のZ会ここにありだね。